以下記事の概要です。

テスラを率いるイーロン・マスクは5月12日、環境コストの大きさを理由に、ビットコインを使ったEV(電気自動車)の購入受付を一時的に停止すると発言した。

Investing.comのアナリストのJesse Cohenは13日朝のEメールで、マスクが「1トランザクションで消費するエネルギーがビットコインの1%以下のトークンを探す」と述べたことに触れ、ビットコインよりもサステナブルな2つの暗号通貨として、カルダノの「ADA」とリップルの「XRP」を挙げた。この2つのトークンは、マイニングやトランザクションにかかる負荷が他のものより少ないとされている。

カルダノの創設者チャールズ・ホスキンソンによると、カルダノはトランザクションを認証するメカニズムのエネルギー効率が高く、年間に消費するエネルギーをわずか6ギガワット時に抑えられるという。これは、ビットコインが使用するとされる115.85テラワット時の0.01%以下だ。

カルダノは、POWの代わりに「プルーフ・オブ・ステーク(POS)」という合意形成の仕組みを用いており、「省エネの観点からも優れている」と主張している。POSの合意形成プロセスにおいては、最大のステークを持つユーザーを選び出し、検証に参加するメンバーを絞り込むことで、エネルギー消費を抑えられるとされる。


(以下管理人の雑感)
経済活動にはどうしても環境的な負荷がかかるものかと思いますが、カルダノブロックチェーンの仕組みは、それを最大限に小さくしつつ、セキュリティの堅牢さと取引の速さを保持されるようにと開発が進んでいます。
ビットコインなどのマイニングにより大量消費される電力(と資源)、そしてハードウェア(HDDやメモリ、グラフィックボードなど)の軽減が実現することを願います。