今週の開発者からのハイライト


ダイダロス
ウォレット

今週は、チームはアプリケーションメニュー項目に関するマルチ言語サポートを実装しましたので、アプリケーションメニューは英語と日本語で利用可能になりました。

チームはまた「受信」および「トランザクション」画面に関するパフォーマンス改善でよい進展をみました。
仮想リストレンダリングを実装する計画は素晴らしい結果を示しており、パフォーマンスに悪影響を与えることなくどのような数量のトランザクションおよびアドレスでも表示が可能になっています。

さらに、UXの小さな改善が実行されましたので、Daedalusのサポートリクエストの一環としてユーザーが機械からログの収集をリクエストすると、収集が完了したことを知らせる通知が出るようになりました。

最後になりましたが程度が軽いということではありませんが、チームはブロック統合プロセスの現状を表示する新しい画面の実装作業を開始しました。
この画面はこのプロセスの目的を説明するだけではなくユーザーがブロック統合プロセスの問題点を診断して解決することを支援するように設計されています。




アプリケーション・プラットフォーム

報告すべき進展は何もありませんでした。
チームは今週はほとんど休みでした



バックエンド最適化
今週は複数の分野で順調な進展が見られました。
ウォレットのデカップリングは終わりを迎えようとしていますが、まだ完了していないもののほとんどはレビューを待っているだけです。
今後は、BIP-44(BIP-44)と同様に、新しいアドレススキームの実装が優先されます(Bitcoin改善提案)

チームは、外部でホストされたプライベートキーを持つウォレットの最初のテスト可能な機能を完成させることに重点を置いており、これによりYoroiおよびCardanoウォレットバックエンドを二つ並べて比較することができます。
今週は、チームは1つのウォレットから作成されたアドレスと、他のアドレスから作成されたアドレスをうまく比較することができました。
アドレス導出マッチのためのHuskellとRustの両方の実装です!



ネットワーキング
チームとしては、プロトコルに続くチェーンが今週末に完了する予定であること、およびΔQの実装が進行中であることを報告します。



DEVOPS
継続する統合

今週は、主にウロボロスネットワーク、カルダノシェル、カルダノチェーン、およびカルダノ-ウォレットを含むix関連ツールを新しいリポジトリと統合することを中心としました。
カルダノウォレットの実装は完了しましたが、他はまだ進行中で、今週完了するものと思われます。
nix関連ツールのツーリングによりLinuxからWindowsへのクロスコンパイルが可能になり、これによりCIの応答時間が改善されます。




テスト自動化

開発クラスターに対して優れたHaskell Brick UIを使用してアップデート提案の自動および手動テストを可能にする新しいツールが開発されました。
このツールはIOHK QA チームが予定されている1.5 リリースに使いOBFT移行フェーズのテストを自動化する予定です。



モニタリング/ロギング

デリゲーション機能が予定されていますので、チームとしては取引やステークプールのログを収集し、またメトリクスをモニターするためのより良いツールを提供する必要があることを認識しています。
優れたツールは現在利用可能ですが、これは社内使用を目的とした社外サービスに基づくものですので、より以上にオープンソースソリューションに移行することが望ましいと思われます。
チームはこの課題について初期の話し合いを開始し、今後数週間で概念証明の環境を設定する予定です。




カルダノ分散性
研究および設計

デリゲーションのレジャー規則に関しては、チームはレジャー仕様書の初版を完成させ先週ベルリンで発表しました。
ステークホルダーからのフィードバックを受けて、チームはそれに基づいて仕様書を更新予定です。




開発

先週、チームは 「ノードシェル」への最初の統合を無事完了し、 「ウロボロスネットワーク」への概念証明の統合も完了しました。
ウォレット、ネットワークおよびコアチームからの要件の収集は継続中です。