みなさん、こんにちは。

カルダノ財団の7月は大きな躍進を遂げました。
このニュースレターでは、ハスケル・ライブラリの監査、IOHKのロードマップの更新状況のほか、IELEテストネットの立ち上げなどを紹介します。お楽しみに!




カルダノ財団のハスケル・ライブラリ監査について

あなたはCardano SLで使用されている約400のHaskellライブラリがあることを知っていましたか?
ライブラリは共通の機能や動作を実装するため多くのプロジェクトで使用される、コードやドキュメンテーションなどのリソース集合体です。
ソフトウェアのコードは、これらのライブラリの依存関係によってバグや脆弱性の影響を受けやすい傾向があります。
技術的な緻密さへの追求とより広範なハスケルコミュニティ発展への責任として、カルダノ財団とFPコンプリートは、カルダノの進展を見直しながら、さまざまなハスケル・ライブラリを審査する監査レポートをリリースする予定です。
これらの監査の詳細については、カルダノ財団のテクニカルオペレーション責任者Steve Wagendorpが書いたブログ記事をご覧ください。







ロードマップの更新について

最新のロードマップの更新では、Daedalus 0.11とCardano 1.3だけでなく、10項目に渡るプロジェクトに進展がありました。
Daedalus 0.11はユーザーエクスペリエンスを向上させ、予定されているLinuxリリースに備えて修正を加えています。
Cardano SL 1.3には、ブロックチェーンの同期速度を向上させる画期的な改善点が含まれています。







チャールズのビデオアップデートについて

今週月曜日には、チャールズ・ホスキンソンはビデオメッセージをアップロードし、カルダノで進行中の様々なプロジェクトについての説明をしています。
こちらのリンクをクリックしてビデオをご覧ください。






IELEテストネットの開始について

IOHKは最近、IELE仮想マシン向けの第2のカルダノテストネットを発表しました。
これは、カルダノブロックチェーン上でスマートコントラクトを実行できるように設計されています。
開発者であれば、このテストネットを使用し、カルダノ上にスマートコントラクトを書き、テスト環境で運用方法を理解することができます。

開発者は、使いやすさと機能性をIOHKに的確にフィードバックしていただければ、IOHKはこれらを素早く改善するよう対応します。
IELEテストネットの立ち上げについての詳細は、IOHKのブログ記事や、テストネットのウェブサイト上の要件、ドキュメント、チュートリアルからアクセスください。







プルーフ・オブ・ステーク(Proof-of-Stake)とは何ですか?

IOHKのチーフ・サイエンティストであるAggelos Kiayias教授の最新ビデオでは、プルーフ・オブ・ステークが何であるかの見識を広めています。
彼はカルダノのために開発されたプルーフ・オブ・ステーク・アルゴリズムであるウロボロスを紹介し、プルーフ・オブ・ワーク(Proof-of-Work)とどう異なるかについて説明をしています。

 





カルダノウォレットとコインセレクションについて
ロッテルダムで行われたカルダノのコミュニティミートアップでは、IOHKのハスケル・コンサルタントであるEdsko de Vriesがカルダノのウォレットのプレゼンテーションを行いました。
彼はUTxOが何であるか、カルダノのウォレットがコインをどのように取引に選択するかなどについて説明をしました。
カルダノのフォーラムから彼のプレゼンテーションの日本語あらすじはこちらからご覧ください!






カルダノミートアップについて
ここでは、ナイジェリアのポート・ハーコートからカルダノのコミュニティ・ミートアップのレポートをお届けします! コミュニティ主催者のジョシュアさんは、ミートアップで話し合ったこと、ここで達成しようとしていることについてレポートを投稿しています。詳しくはこちらのフォーラムからお読みください!


そして新たに2箇所の国や地域でカルダノ・ミートアップグループが立ち上がりました。 こちらのリンクからグループに参加登録をし、次回のミートアップイベントの最新情報を手に入れてください。 





コミュニティーQ&A

今回は、コミュニティからのメンバーの安全とセキュリティにかかわる重要な質問をご紹介します。 オンラインの世界は人々をつなぐ素晴らしい機会を提供しますが、同時に詐欺被害と隣り合わせの場所でもあります。 ブロックチェーンと仮想通貨コミュニティも同じです。ここ最近で、たくさんのコミュニティメンバーからこんな質問をいただきました。

「詐欺の可能性が高いウェブサイトを見つけました...どうすればいいでしょうか?」

回答:みなさんの提案を受けて、詐欺サイトなどを報告していただくための新しいEメールアドレス(report@cardano.org)を作成しました。これは、カルダノまたは関連組織やウォレットを偽装しているウェブサイト、詐欺的要素が含まれるSNSアカウント、ソーシャルプラットフォームでコミュニティルールに従わないユーザーやその他皆さんが心配されている案件などにご利用ください。このメールアドレス宛の案件は優先で処理され、迅速に関係各所に連絡と警告がなされます。 コミュニティ全体を安全なスペースにするため、皆さんのご協力をお願いします。